第8回研修会が開催されました

昨日10月24日(月)、港区立勤労福祉会館にて第8回研修会が開催されました。

初心者から大ベテランまで、行政書士の先生方を中心に33名の方々にご参加頂きました。

当協会研修担当の青柳りつ子行政書士による開会のご挨拶に続き、
  
「渉外戸籍手続の基礎」について、
  当協会代表、中村和夫行政書士のお話を伺いました。


日本の戸籍制度の成り立ちから、その特殊性、海外の制度との比較へと講義が進みます。

様々なご経験の中から、国ごとに具体的なケースをご紹介いただきました。

外国の方の中には、ご両親の名字をつなげて名乗っていらっしゃる方がいらっしゃいます。
その長いお名前が、日本の婚姻届にカタカナで記入された記載例などを拝見し、他国で暮らす方々の人生に関わることの重大性をあらためて感じました。

また、離婚については、日本ではよくある協議離婚に対し、裁判離婚しかない国々の方々への対応、注意すべきことなど、実例を挙げてお話しいただきました。

近年、身分系の在留資格に関する業務をあまりなされない行政書士の先生方が多いとのこと、是非、もっと積極的に関わってほしいとのお言葉が印象的でした。

何件ものご質問に丁寧にお答え頂きました後、
恒例の懇親会は、会場近くの居酒屋さんで13名の方にご参加頂き、大盛会のうちに終了いたしました。
楽しくて時間を忘れるほどでした。


渉外戸籍についての勉強会が滅多にないということで、「大変貴重な講演でした」とのお声を多くいただきました。

中村先生、ご参加頂きました皆様、本当にありがとうございました。