研修会を開催しました 多言語行政書士協会・戸籍手続研究会 共催

4月2日、当協会のスペシャルアドバイザーを務めていただいている行政書士社会保険労務士の榎本行雄先生にご講義をいただきました。

参加者は、行政書士を中心に、他士業などの方も含め、51名の方々にお集まりいただきました。

はじめ、多言語行政書士協会・戸籍手続研究会の代表を務める行政書士中村和夫から挨拶がありました。


その後、本日の講師、榎本先生に講義を始めていただきました。

1つ目のテーマは、オーバーステイのシングルマザーが父親の異なる子2人を日本で養育することを希望して、在留特別許可を願い出るケースでした。

子の一人は、出生後、日本人父からの認知により日本国籍を取得しました。

手続の成否によって一家の日本での生活を左右するため、慎重な対応が必要です。

子供たちが引き続き日本で安心して暮らせるように尽力されたエピソードも聞くことができ、行政書士として国際業務を行うことのやりがいを感じるお話となりました。

2つ目のテーマは、日本人がフィリピンに派遣されるケースです。

日本人技術者が今後、海外に派遣されることが増えることが予想されるとのお話がありました。

3つ目は、入管情勢についてのお話でした。東京オリンピックを控えた労働力不足や、高度人材の活用、日本料理の普及人材の育成などについて、現在、政府の方で検討されている内容を含め、ご講義いただきました。

最後、参加者からの質問にお答えいただきました。

ご講義いただきました榎本先生に感謝申し上げるとともに、ご参加いただいた皆様の実務に少しでもお役にたてればと願っております。