第一回の研修会が終わりました

昨日、2月25日(木)、当協会の第一回の研修会が無事終わりました!

行政書士(社労士含む)18名、司法通訳士、NPO団体や在日外国人向け新聞社の方など、合計23名の方々にご参加いただきました。

まずはじめに、代表の中村先生から外国人の未成年者絡みの入管事件について講義いただきました。

実際に中村先生が行った経験談を中心に、非常に内容の濃いものでした。
国籍絡みの事件や家事調停事件についてもお話しをする予定がありましたが、時間の関係で残念ながら今回はお話しいただくことができませんでした。参加者の中からは、もっと話しを聞きたかった、というお声もいただきました。


次に、東京都世田谷児童相談所の所長・和田様より児童相談所の業務と関連する法律についてご講義をいただきました。


今回参加された方々の中には、児童相談所の存在は知っていても接する機会がなく、漠然としたイメージしか持たれてない方も多かったようです。
講義では児童相談所が行っている業務の流れやそれに関わる児童福祉法や虐待防止法についてもご説明をいただいたき、参加者からは児童相談所の役割について気づき、理解を深めることができた、との声を多くいただきました。



次に、東京都杉児童相談所の所長・木全(きまた)様より外国人の相談事例についてご講義いただきました。

実際に起こった事例のため、プライバシーには配慮した形で、いくつかのケースについて、相談に至った経緯から児童相談所が対処した内容についてなどをご説明いただきました。胸が痛くなるようなケース、考えさせられるケースがありました。参加者からは貴重なお話しを聞くことができた、などの感想をいただきました。


最後に参加者からの質問にいくつかお答えいただきました。

児童相談所の所長お二方につきましては、ご多忙にもかかわらず講義を行っていただきまして本当にありがとうございました。
また、忙しい時期にもかかわらずご参加いただい方々には、今回の講義が今後何かのお役にたつことを願っています。

事務局 青柳